さてと・・・
「キーネベレ城」を制圧し、「イードウィン」の女狐を追放したのはいいけれど・・・直ぐそこまで「アルフレッド王」の軍が迫って来ているから、急いでここから逃げ・・・
って・・・
はぁ・・・
まったく・・・あのイカれ3人組みは・・・
この緊急事態の最中でも、アホみたいな顔してまだ神だの石だのやってますわ・・・
更に・・・
急いでここから逃げないと!って言ってるのに・・・
オーディンタイムで、オーディンの爺様まで出しゃばって来ました・・・
「何と書いてある、シグルド?語りかけてきたか?」
って、バシム師・・・やっぱりアンタが兄上に変なことを吹き込んだのか!
・・・・・・
それにしても・・・顔、悪っ・・・もう、極悪人の顔だよ・・・アンタ・・・
大体、こんな只の石が語りかけて来る訳・・・
「お前の約束した通りだ、バシム。予言はすべて真実だった・・・」
・・・・・・
って、聞こえるんか~い・・・
そして・・・
「エイヴォル。俺はこの姿以上の存在なんだ。はるかに、偉大な・・・」
は、始まった・・・
また、あの発作が!!!
「違う。これは現実だ。これがすべてなんだ・・・」
・・・・・・
って、目!目がいっちゃってるから・・・兄上・・・
それに、さっきから何につきあわされてるんだよ・・・もう、いい加減にしてくれ・・・
「アルフレッドが来たぞ!ウェセックスの・・・」
って、何ですと!?
やった・・・すげぇヤベェ状況だけど、このイカれたやり取りから解放される・・・
「なら和平だ。和平交渉するしかない・・・」
・・・・・・
って、えぇ~・・・急にマトモ!?いつ、アッチの世界から戻って来たの?
「俺が話す・・・ウェセックス王は、応じるだろう・・・」
・・・・・・
あ・・・前言撤回!まだ、アッチの世界から戻って来てないですわ・・・この人・・・
・・・・・・
「ここで終わらせよう、王よ。人質交換だ。和平の証に最強の戦士を出す・・・」
・・・・・・
えっ?何言ってんの?この人・・・
・・・・・・
が・・・
ここで、まさかの・・・「フルケ」さんの、ちょっと待ったコール!!!
「ふむ、パラディン・フルケ。同行していたのか?」
・・・・・・
えっ!?パラディン・フルケ?
で、しかも・・・「アルフレッド王」と顔見知り?
「陛下に必要なのはシグルドです。彼の価値は戦士20人。それに彼は王の息子です・・・」
って、この女・・・裏切りやがった・・・
「裏切ったなフルケ!」
・・・・・・
って、お前が言うな!どの口がそれを言う!
「あの者は異端者・・・それも深刻です、陛下。自らを現人神と名乗るほど・・・」
・・・・・・
う~ん・・・間違ってはいないけれど・・・間違ってはいないけれど、可愛そうだから、あんまり言わないであげて・・・
ほら・・・
現にまだ変なこと言ってるし・・・まだ、夢から覚めていないんだから・・・
そんなこんなで・・・
「兄上シグルド」は、「アルフレッド王」の部下の人質に・・・
「バシム」師は・・・
兄上たちを尾行するから任せておけ!みたいな事を言っていますが・・・
そもそも、今回の一連の騒動の原因となったのはこの人ですし・・・それに、黒い部分を見せ始めたこの人を信用出来る訳も無い訳で・・・
「俺は凡人だが、言わせてもらえば、自分を捕虜として・・・」
・・・・・・
うん、うん・・・
「差し出すような奴は、熊のクソほどの分別しかない・・・」
・・・・・・
・・・・・・
同意権です!
そんなこんなで・・・
「オクセンフォードシャー」との同盟締結です!
兄上は・・・もう、暫くはいいかな・・・変な事を言って色々と面倒くさいしなアイツ・・・
今回は、こんな所で失礼します。