バルナバスの船、アドレスティア号を見にサミの港に来ています♪
なんと手際の良い!もう、いつでも出航出来る準備が出来ているなんて♪
それでは、行くとしましょうか・・・
!?
ポイベー・・・
「私も一緒に行く」って言われても・・・危ないしな・・・う~ん、連れていきたいのはやまやまですが・・・っていうか、お母さんには言ったのか?この娘・・・
「一緒にいられるならそれでいい」って、泣いてしまうでしょうが・・・
ここは、心を鬼にして連れてはいけないとキッパリ断る事にします!
カーラ?えっ?カーラって何?
あぁ・・・木彫りのワシね・・・
これを、持っていけと・・・こんな大事なものを・・・泣いてしまうでしょうが!!!
「また会えるって・・・約束して」って、もう次から次に・・・この娘は・・・泣いてしまうでしょうが・・・
約束する必ず会える・・・これが最後じゃない・・・
「うん、心配しないで!」って、ちょっと心配だな・・・この娘、危険なことに巻き込まれる率高めな気がするからな・・・
そんなこんなでポイベーとの約束を交わし、さぁ!いよいよ旅立ちの時です!
船に乗り込むとしましょうか・・・
!?って、お前も来たんか~い!!!
あ~あ、折角いい気分のまま旅立てると思っていたのに・・・
「愛しいマルコス」?はぁ・・・馬鹿なのかな?この人?
「何年も一緒にやってきたんだ。相棒を変えたりはしないぞ!」って、すいません・・・もう勘弁してください・・・っていうか?まさか・・・一緒に行くとか言わないよな?
「さあさあ、ぎゅっと抱きしめてくれ!」だって?もう!たちが悪いなこのオヤジ!!!
なんて、答えようか?
抱きしめるのは・・・汚いし嫌だしな・・・握手ってのも、なんかしたくないしな・・・殴るか蹴るっていう選択肢とか、ツバをかけるっていう選択肢はないのかな?あっ!そうだ!海に沈めるなんてのもいいかも?
他に選択肢がないので、仕方なく握手してやる事にしました・・・
「働く男の証だな!」って。どの口がそれを言う・・・
ワインか・・・こいつの作るワインって・・・水とかで割って薄くしそうだな・・・
「冒険と言えば、頼みたいことがあるんだ、ポイベー」って、もうやめなさい!
「冒険?やる!」って、やるんか~い!!!
やっぱり、選択肢はなかったけれど、海に沈めるのが正解だったかも・・・
さぁ!今度こそいよいよ出航です!
「世界の何処へ行きたい?」何処へ行くかって?何処だったけか?
ああ!そうだそうだ!メガリスだ!
余り乗り気ではないんですが「狼」の首を取ってくるという依頼を、濃い顔のおじさんから受けていますからね・・・
ええ!!!「狼」ってスパルタのニコラオスの事なの?
・・・・・・
嫌なことを思い出してしまいました・・・
「分からんな。何だってまたあんなとこまで行って、命を危険にさらすんだい?」って言われてもですねえ・・・
もう、言っちゃいます!バルナバスなら信用出来そうですし!
そうなんです・・・「スパルタの狼」は父親なんです・・・
という、ところで船が港を出て大海原へ!
序章が終わり、いよいよ本編の始まりといったところでしょうか?
ということで今回は、こんな所で失礼します!