2006年4月・・・
4歳となり古馬となったディープインパクトの初戦に、「大阪杯」を選びました。
実際のディープインパクトの古馬となってからの初戦は「阪神大賞典」だったのですが、この日は超のつく程の強風で、更に前日からの雨の影響で馬場状態は湿り気のある稍重で、長距離を走るには、かなりタフなコンディションだったそうです。レースでは、4コーナーで先頭に立つと独り舞台となり、武豊騎手は背中で「さすがだなあ」「すごいなあ」と強い馬は強いと感心していたそうです。
距離は、2000mになりますが、ディープインパクトはどんなパフォーマンスを見せて勝ってくれるのでしょうか。
スタートしました。
好スタートを決めたのはヴィータローザ。
この辺りで、各馬第1コーナーをカーブして第2コーナーに向かっていきます。
ディープインパクト、今回も後方からの競馬になりそうです。
1000mを通過しました。
ここまでほぼ平均ペース、展開への影響はなさそうです。
各馬、4コーナーを周って、直線コースに入っていきます!
直線コースに入りました!
ディープインパクト、大外から一気に飛んできた!
残り、200m!
ディープインパクト、更に後続を離してゆく!
後続は大きく離れた!
ディープインパクト、後続を大きく離しての圧勝!
強い馬はやはり強かった!
2着に8馬身差をつけての、ここでもやはり強い馬は強いという内容でした。
2006年5月・・・
「天皇賞(春)」の日がやって来ました。
実際のディープインパクトが走った「天皇賞(春)」では、常識的に考えてかなり早いところからのスパートをしたのですが、後に「20世紀の名馬ディープインパクト」で武豊騎手が・・・
常識的にはかなり早いところからいきましたが、このときは当日の状態が最高と言い切れるほど良かったし、ディープなら大丈夫と信じていきました。スパートをしたというわけではなかったのですが、ディープが自分から自然に行きたがったので、その気持ちを尊重してそのまま行かせるような感じ。2度の坂を越える長丁場で、普通の馬ではできない超ロングスパートでしたね。
とコメントしていたように、ディープインパクトにとっては非常識なスパートではなかったのかもしれないですね。
ウイニングポスト9の世界での「天皇賞(春)」では、どんな勝ち方をしてくるのでしょうか・・・
スタートしました。
ポンと飛び出したのはサンライズジェガー。
1周目の第3コーナーに差し掛かりました。
ディープインパクト、どうやら後方からの競馬になりそうです
1000mを通過しました。
ここまでほぼ平均ペース、展開への影響はなさそうです。
現在先頭のデルタブルース、さらにリードを広げます。
4コーナーをカーブして、さあ!これからです!
ディープインパクト、先頭に替わった!
残り、200m!
ディープインパクト、先頭だ!
後続は大きく離れました!
強い、持ったままだ!
ディープインパクト、完勝!!!
これが絶対王者の実力だ、ディープインパクト!!!
5馬身差の完勝でした♪
以前、NHKで放送されたディープインパクトのドキュメント番組で観たのですが、科学的な調査でディープインパクトの心臓は他の馬よりも大きかったそうです。
その大きい心臓や生まれ持った身体能力による長距離のレースでの圧倒的なパフォーマンス、それが、ディープンパクトがステイヤーと言われる由縁なんでしょう。
今回は、こんな所で失礼します。