さて・・・
叔父上殿から、蒙古討伐のための幾つかのお使いを頼まれた訳なのですが・・・
まずは、現在地からはかなり遠い場所にあるのですが・・・境井家の屋敷がある「青梅の村」に向かおうと思っております!
その理由は、ずばりコレ!
この話の報酬として、「境井家の鎧」と「境井家の面類」という新たな防具がもらえるからです!
さあ!行くとしますか・・・
と、準備をしていると百姓のおばさんから牢に捕まっていた捕虜の情報が・・・
直ぐに、「青梅の村」へ発ちたいのですが・・・
とりあえず、簡単に挨拶がてら会って来ようと思います・・・
おっ!?あれかな?
・・・・・・
捕虜にしては、ずいぶんとまぁ肥えていらっしゃる・・・ホントに捕まってたのか?
とりあえず、挨拶をと・・・
ふむふむ・・・
僧で「典雄」さんと・・・
って、普通!?まさかの本名・・・全然、僧ぽくない名前!
それにしても、この男・・・
目が鋭いというか、座っているというか・・・目の奥に闇を感じるな・・・
なんだか、パンダの目が鋭かったのを思い出しますな・・・
そして・・・
典雄さんは、知り合いの薬師を救うために「赤島」へ向かうそうで・・・
折を見て「赤島」へ来てくれと、やんわり約束させられてしまいました・・・
が、そんな事は後回し!当初の予定通り「青梅の村」に向かいます!!!
途中、赤島の近くで裏切り物の「菅傘衆」の輩を発見・・・
生意気にも勝負を挑んで来たので・・・
軽くお灸据えてやりました・・・
まったく・・・急いでいるのに手間を掛けさせやがってからに・・・
やばい・・・日が暮れて来ました・・・
急がなくては!!!
もう、こうなったら・・・
蒙古の兵が歩いていようが、百姓や商人が襲われていようが無視して突き進みます!!!
・・・・・・
やっとこさ、「青梅の村」に到着しました・・・
それにしても、3km近い道程は途中心が折れてしまいそうな程に凄く遠かったです・・・
着いて早々ですが、境井家の屋敷に「境井家の鎧」を取りに向かいます!
・・・・・・
って、ないじゃん・・・
はっ!?まさか・・・蒙古の仕業か?それとも盗賊や山賊に盗まれたんか・・・
!?
ひぃ・・・何々?何?この老婆は?
「不届き者め!」って・・・わたし、ここの家の子だから!
どうやら・・・
この老婆は、境井家のお手伝いさんの百合さんという方だそうで・・・
「境井家の鎧」を、勇敢にも賊から守ってくれていたみたいです・・・
ということで・・・
「境井家の鎧」は何処なん?
「鎧は隠しております」
そう・・・鎧は隠してあったのね・・・って、隠してたんか~い!!!
どうりで、探しても見つからない訳だ・・・
それにしても・・・
仁之道 在りし日の亡霊・・・
この話の題名からして「不届き者め!」って、いきなり出てきた時は・・・妖怪や幽霊の類かと思ってしまいましたよ・・・
フッ・・・百合さんアンタやるじゃないかい・・・いいドッキリだったよ・・・
今回は、こんな所で失礼します。